厳しさを楽しむ

もっと速くもっと高く

[1]ESリーグについて

ESリーグとは、日本プロ麻雀連盟の公式ルール(一発裏ドラ無し)で一年間をかけてスコアを競う競技会です。
 真剣に競技を楽しむことを通じて、参加者の技術とマナーの向上を目指しています。
 毎回、競技プロが多数参加し、不定期ですが、ゲストプロも招待して質の高い場を実現しています。

リーグ戦の形式をとっておりますが、1回だけのスポット参戦も歓迎しております。

[2]システム

開催日:毎月第3日曜日 12:00~17:00
参加費:3,000円
参加資格:一通り点数計算ができ、競技マナーを遵守できる方。※1
システム:ワンデー大会と年間リーグの併用
表彰:ワンデー優勝・年間優勝他

申込方法:完全予約エントリー制 前週の日曜日までにメールかLINE@にてエントリー。詳しくはこちら


※1 現時点で完璧である必要はありません。目指す気持ちさえあれば大歓迎です。お気軽にご相談ください。

[3]理念

 麻雀競技の素養は一朝一夕に身に着くものではありません。
技術、マナーともに日頃からの意識の持ち方、鍛錬が、実力に繋がり、大事な局面で大きな力となるのです。

しかし麻雀は四人で対局するものですから、理想的な鍛錬の場は、対戦相手に影響されます。相手が強いことに越したことはありませんが、いくら強くてもその相手に真剣さ、厳しさがなければ価値は半減し無意味なものになるでしょう。
 
タイトル戦の決勝でおしゃべりをする人間はいません。必死に全情報を集めようとし、心と体を総動員して勝利に向けて努力するはずです。
 しかし、一般的な競技会では例えば私語をしながら対局するシーンをみかけます。その環境で本当の実力を開発できるでしょうか。強さを育めるでしょうか。いざ本番だけ本気になって力を発揮しようなどと虫の良い話ではないでしょうか。

ESリーグは、お互いに真剣勝負をするという合意のもと、信頼関係をもって切磋琢磨を目指す会です。

私語は禁止ですが、行為を禁止しているのだけでなく、私語をしてもよいというような心構えで臨むことを禁止しています。
参加者がそのような意識で臨んではじめて、厳しい環境を楽しみ、実力を向上させる場が成り立つのです。

真剣勝負は真剣な稽古からしか生まれない

大鵬幸喜(第48代横綱)

その一打は、本当に心の底から絞りだすように真剣に導き出した一打ですか?
その一打は、タイトル戦の決勝で勝敗を左右する場面でも同じように打てますか?

[4]沿革


2009年:クラシックリーグの名称で第1期スタート
2015年2月:千葉リーグ(仮称)にリーグ面を暫定変更
2015年12月:ESリーグに名称を変更して第6期スタート
2015年12月:公式ロゴ決定(参加者アンケートにより)
2019年12月:開催曜日を日曜日に変更して第10期スタート

[5]ルール


日本プロ麻雀連盟公式ルールを採用
但し、以下の点を変更する。

・対局時間は50分⁺1局
※アガリの発声か流局時最終打牌があった場合は局成立とみなす。

※ESリーグとして以下の2点を特別に規定する。
・誤ポン・誤チーについては1,000点供託後アガリを認める。
・誤ロン・誤ツモについては倒牌前の場合のみチョンボではなく、アガリ放棄とする。

※緑字の規定は、2023年より変更


ルール(抜粋)

原則として日本プロ麻雀連盟公式ルール(王位戦想定)に準ずる

A/基本
  1. 食いタン、先づけあり。
  2. 一発、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラなし。
  3. ノーテンは場に3,000点。(形式聴牌有)積み棒1本につき300点。
  4. 王牌は常に14枚残し。
  5. アガリは上家優先。
  6. サイコロは一度振り。
B/リーチ
  1. リーチ料は1,000点。ツモ番のないリーチを認める。
  2. リーチの取り消しはできない。
  3. リーチ後のアガリ選択あり。(以後フリテン扱い)
  4. リーチ後のアンカンは牌姿変化のないものに限る。
  5. ノーテンリーチは流局チョンボ。
  6. 4人リーチは続行。
  7. オーラス終了時のリーチ棒は供託。
C/流局と連荘
  1. ノーテンで親流れ、オーラスは親ノーテンで終局。
  2. 四風連打、九種倒牌、四カン流れなどの途中流局は採用しないで続行。
  3. オーラスのアガリ止めは認めない。
D/カン
  1. 大明カンの包(責任払い)は採用しない。
  2. 国士無双の暗カンアタリは認めない。
  3. 嶺上開花と海底は重複しない。
E/包則
  1. 大三元、大四喜、四カンツの確定牌を鳴かせたものに適用。
  2. 大三元、大四喜、四カンツの確定牌を鳴かせたものに適用。
F/フリテン・チョンボ
  1. 同一巡内のアガリ選択はできない。
  2. フリテンリーチあり。
  3. チョンボは半荘終了後、得点が確定した後に△20,000点。
G/アガリ点
  1. 30符6翻及び60符5翻の子は7,700点、親は11,600点。
  2. 13翻から三倍満。
  3. 役満は四倍満。(純粋な役満の重複を認める)
  4. 連風牌(ダブ東ダブ南)のアタマは2符。
  5. 嶺上開花のツモ符は2符。
H/その他
  1. 食い替えは認めない。
  2. 流し満貫は採用しない。
  3. 空ポン、空チーは1,000点供託の上、あがりの権利を認める。
  4. 誤ロン、誤ツモで倒牌しなかった場合はアガリ放棄で続行。
  5. 緑一色は發がなくても成立する。
  6. 人和は満貫とする。(手役で跳満以上あった場合はそちらを採用)

[6]マナー


細則/対局マナー
  1. 3人揃ったら場所と起家を決めて良いものとする。
  2. 牌山は4人揃った時点であげる。
  3. 対局中の私語は厳禁とする。
  4. 対局後、時間が余った場合の感想戦は認めるが、まだ終了してない周囲の卓に最大限の配慮を心掛ける。
  5. 強打、無発声(聞こえないのは無発声と同じとする)は論外とする。度重なる忠告にも関わらず改善しない場合は、失格とする場合がある。
  6. 必ず洗牌をしてから牌を落とす。
  7. 1牌たりとも、牌をこぼさないよう細心の注意を払う。
  8. 点数申告は、点のみ申告する。自摸の場合は、子→親の順に申告する。「です。」などは必要ない。略など(ごっとー、いちさんにんろく)は用いない。例)「セン・ニセン」
  9. 集計時は、各自で自分の名前、選手番号、点数を記入する。その際は順位点を加減算した合計点までを出して4人全員で確認する。
  10. スピーディーな対局のため以下のスタイルをとる。
     ・親は推牌を待たずサイコロを振る。
     ・副露の手順は①開示②打牌③取牌の順
     ・リーチはリーチ棒供託を待たず進行
!ESリーグで取り決めたルール・マナーは、あくまでESリーグでの競技上の合意です。その他の場で、これらを強要することのないよう留意してください。